算命学は今から4000年ほど前の古代中国の自然思想(人間も自然の一部である)から発展した『生年月日』を使った『命術』です。
『世の中の万物はすべて陰と陽に分かれている』という陰陽説と、『万物は水、木、火、土、金の5つの要素によって構成される』という五行説が組み合わさった『陰陽五行思想』を土台とした学問の一つで、生年月日を干支暦に置き換え、そこから星を割り出し性格や宿命、未来などを読み解いていきます。
算命学でわかること
- 性格・気質
- 結婚運・どんな結婚になりやすいか
- 財運を呼び込むきっかけ
- 仕事運
- 対人運(親、上司、子供、部下、友人、兄弟など)
- 人生そのものの運気の変化
普段の生活の中で『算命学』という言葉を耳にすることは少ないかと思いますが、『天中殺』という言葉は、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
何をやっても上手くいかないと言われている『天中殺』の概念はこの算命学の中にあります。
日本人からすると意外かもしれませんが、あまりにも算命学を含む運命学が的中するゆえ、昔の皇帝などは身を守るために自身の生年月日を公表していない人も多く、現在でも中国や香港、台湾の名家では生年月日を公表しない人も多く存在するという強い影響力を持つ占術の一つです。
算命学の基本
算命学の根底には『陰陽五行説』があります。
陰陽五行説について詳しくは、同じく中国発祥の占いである四柱推命の記事をご覧いただければと思います。
算命学では陰陽五行説を踏まえて『陰占』と『陽占』を出します。
陰占と陽占
陰占と陽占
- 陰占(命式図)
→誕生日を干支に置き換えたもの - 陽占(宿命図)
→10種類の星と12種類の星から8つの星を算出したもの
陰占
生年月日から十干と十二支を割り出し当てはめたものです。
陽占
陰占を基に星を当てはめた図です。
星は、十大主星(10個)と十二従星(12個)があり、それぞれ固有の意味を持ちます。
また、この配置は人体に置き換えると、下記のようになります。
場所ごとの意味
- 頭
→親、目上の人、上司との関係 - 胸
→性格や生き方、本質 - 腹
→子供や目下、部下との関係 - 右手
→結婚相手との関係、結婚運 - 左手
→兄弟・姉妹、友人との関係、仕事運 - 左肩
→若年期(25歳くらいまで)の運気 - 左足
→中年期(25歳~60歳くらいまで)の運気 - 右足
→晩年期(60歳過ぎ)の運気
これらを基に、それぞれの星の意味と相性を踏まえてその人自身を読み解くのが算命学の基本です。
このあたりは下記の外部サイトさんが、無料鑑定を提供されていらっしゃるので気になる方は覗いてみてくださいね。
天中殺
一時期『天中殺ブーム』と呼ばれるものがあり、算命学は知らないけれど天中殺という言葉は聞いたことがある、という方も多いかと思います。
天中殺とは、『何をやっても天の加護や、人の助けが受けられない期間』のことを指します。
天中殺には、
- 12年のうち2年間おきる『年の天中殺』
- 12か月のうち2か月間おきる『月の天中殺』
- 12日のうちの2日間おきる『日の天中殺』
が存在し、中でも一番影響が大きいと言われているのは『年の天中殺』で、天中殺と言うと普通この『年の天中殺』を指します。
※正確には120年のうちの20年を指す『大運天中殺』という大きな天中殺があるのですが、こちらは特殊で廻ってこない人もいますので、今回は割愛させていただきます。
天中殺中は、新しいことや人生の転機となるようなことは避けるのが吉とされます。
天中殺中に避けるべきこと
- ×結婚・同棲
- ×就職・転職
- ×起業・投資・不動産の購入・新築・商売の拡大
天中殺中に無理に新しいことを始めると
- 結果としてその決断を間違いだったと感じることになる
- 一時的に上手くいっても天中殺明けに揺り戻しで崩壊する
といったことが起こるので、とにかく天中殺中は『新しいことをしない』方が吉とされます。
天中殺中は何かと不運が続いたり、運気そのものの停滞から虚無感を感じやすいため
×「何かしなきゃ!」
×「変わらなきゃ!」
と気持ちが焦りやすいものですが、それでも天中殺が明けるまではじっと我慢がベストです。
天中殺中の過ごし方
- ◎以前と変わらない生活を大事にする
- ◎受け身の姿勢で仕事をこなす
- ◎内面を磨くために読書量を増やす
- ◎心が穏やかでいられるようにリラックスの時間を増やす
(天中殺中はイライラから間違った判断を下しやすくなるため) - ◎神仏や神社への祈願・お墓参り
- ◎自己の利益には直結しない趣味に時間を使う
- ◎奉仕活動
天中殺は算命学では季節の『冬』に例えられます。
冬に種を蒔いても作物が育たず枯れてしまうのと同じで、天中殺中に新しい種まきをしても実りを得ることはできません。
冬には冬の過ごし方があるように、天中殺中はじっと家にこもり、春の訪れと同時に動き出せるように、気力体力、そして知識を増やすことに時間を使うと良いでしょう。
恐ろしい時間だと思われがちな天中殺ですが、天中殺を知っていれば、ベストなタイミングで人生の転機を迎えられるとも言えます。
天中殺中は、新しいことに挑戦するのではなく、守りの姿勢で力を蓄えるようにしましょう。
そもそも天中殺とは
天中殺というのは、算命学でその人自身を読み解く時に使われる『十干(空間)』と『十二支(時間)』の関係から来ています。
十干とは、『五行』と呼ばれる木、火、土、金、水をそれぞれ陰陽に分けた『10種類(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)』を意味します。
十二支とは、子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の『12種類』で地球が太陽の周りを1周する時間を12等分したものです。
※詳しくは、陰陽五行説(四柱推命)をご覧ください。
この二つを順に組み合わせて
甲+子=甲子(こうぼくね)
乙+丑=乙丑(おつぼくうし)
…
…
といった形であらわすのですが、『十干(10)』と『十二支(12)』という数字からわかる通り、順に組み合わせていくと十二支が『2つ余る』ことになります。
算命学では、
- 十干は『空間』
- 十二支は『時間』
をあらわすとされるのですが『時間が二つ余っている場所』が『天中殺』にあたります。
算命学の天中殺は
「時間はあるのに、評価されるだけの背景(空間)がない」
「地上の神(時間)はいるが、天上(空間)の神がいない」
「身体(時間)はあるが、精神(空間)がない(夢遊病状態)」
だとされ、とにもかくにも歯車が『嚙み合っていない状態』を意味します。
天中殺は誰しもに与えられる『冬』あるいは『天が味方しない時間』なので、
と意気込んだところで、どうにもならないからこそ、心穏やかに今まで通り過ごす方が吉とされるのです。
天中殺のバイオリズム簡易読み解き
天中殺と一言に言っても、そのバイオリズムは『6つ』に分類され、どの天中殺の特徴を持っているかで運気の上げ下げのリズムが変わります。
また、注意点として新年は立春(2月4日ごろ)に始まり、節分(2月3日ごろ)に終わります。
なので、例えば2022年が『天中殺』だった場合、
2022年の2月4日(立春)から天中殺に入り、2024年の2月3日(節分)まで続く
ということになります。
(天中殺は2年間続きます)
それでは、まず自分の天中殺を知るために下記の外部サイトさんでご自身の天中殺をお調べください(無料です)
今年(2021年)は、『丑年』です。
そちらを踏まえてご自身の天中殺に飛んでください。
子丑天中殺 | 寅卯天中殺 | 辰巳天中殺 |
午未天中殺 | 申酉天中殺 | 戌亥天中殺 |
子丑天中殺
子丑(ねうし)天中殺
- 年天中殺
→子年(2020年)、丑年(2021年) - 月天中殺
→12月、1月 - 北方天中殺
→目上の人との縁に欠けるが、目下との縁が強いので晩成型
子丑天中殺の運勢バイオリズムは運気が上がるタイミングが2回やってくるのが特徴です。
子年、丑年の天中殺の期間は、とかくイライラしがちで精神的な焦りに苛まれ、仕事でのミスが増えやすくなります。
元来、目上運が欠けているのが子丑天中殺ですから、天中殺中は普段以上に上司や先輩との関係に気を配りましょう。
また、焦って行動すればそれだけ失敗が増える時期ですので、心を穏やかに保ち、挑戦はせずに受け身の姿勢で乗り越えてください。
天中殺明けの寅年に入りますと、運気が上昇傾向となります。
この運気の上昇は次の卯年まで続きますので、新しい挑戦や人脈拡大に精を出すのに適しています。
この寅年、卯年でどんな種を蒔いたかで、後々収穫できる果実の質が変わってきますので、天中殺明けは積極的に行動しましょう。
もちろん『立春(2月3日ごろ)』からの行動を意識してくださいね。
子丑天中殺は、天中殺明けからすぐに種まきを初めて良いのですが、立春前は寅年に入ってもまだ天中殺の時期ですので注意してください。
続く辰年、巳年は、1つ目の『運気の良い時期』です。
寅年、卯年に蒔いた種が早くも収穫でき、大金が転がり込んでくることも。
ただし、巳年の後半あたりから運気が乱れがちで、午年は家庭内のもめ事やトラブルが頻発しがちです。
この時期は、とにかく『即解決』を目指してください。
ここでゴタゴタを長引かせると、この後に来る運気上昇のタイミングで上手く波に乗れなくなります。
未年に入るあたりから、運気は上昇し始めますが、初めのうちは前年の午年の運気の上げ下げの影響を受けて落ち着かない人も少なくありません。
ですが、基本的に上昇傾向にあるので、問題は即解決し、運気の波に乗る準備を整えましょう。
申年、酉年は、子丑天中殺にとって『運気が最高に良い時期』です。
周囲、特に目下からの引き立てなどによって、予想外の大きな幸運を掴めるチャンスですので、とにかく掴めるものをしっかり掴んで一気に幸運を収穫してください。
この時期を決して逃さないでください。
戌年は運の下降が見られますが、急転直下というほどではありません。
ただし、運気が最高に良い時期は終わっていますので、強気になりすぎないよう注意が必要です。
亥年は、この後来る、子丑天中殺の前触れが見えはじめます。
この戌年、亥年の2年間の不運は子丑天中殺に向けての『警告』の意味合いが強いので、出てきた問題にどう対処していくかよく検討してください。
寅卯天中殺
寅卯(とらう)天中殺
- 年天中殺
→寅年(2022年)、卯年(2023年) - 月天中殺
→2月、3月 - 東方天中殺
→生まれ持った家庭運は強くないが、自身が築く家庭は安定しやすい
寅卯天中殺の運勢バイオリズムは運の波が緩やかに上下を描くところが特徴です。
他の天中殺に比べて、運気の波に急上昇も急降下もありませんが、全体が平坦というわけではなく、上下ともに緩やかに大きな波を経験します。
寅年、卯年の天中殺期間は、他に比べて天中殺特有の影響を強く受けず、トラブルも少ないです。
そのため、寅卯天中殺の人は天中殺そのものを意識したことがないという方も多く、天中殺中でも運の悪さを自覚しないゆえにいろいろな挑戦をしがちです。
しかし、それでも天中殺中であることに変わりはないので、問題が出てくるのは天中殺明けの巳年です。
天中殺は明けているので、この時期に幸運が転がりこんでくることもあるのですが、寅年、卯年の天中殺中に『すべきではない』と言われていることを積極的に頑張ってきた人ほど、天中殺明けに運気が落ちます。
特に対人面でのトラブルが多くなりがちで、信用を失うこともしばしば。
これを避けるためには、寅年、卯年の天中殺の時期に、新しい挑戦を避けることです。
天中殺中に、気を付けて過ごした方は、巳年は種まきに適した時期です。
あくまで種まき時期ですので、大きな幸運は掴めませんが(むしろ巳年に回ってくる大きな幸運は、天中殺中の悪い影響であることが多いので、欲を出してはいけません)、巳年に種を蒔きに成功すると、午年あたりから運気が上昇していきます。
とはいえ、緩やかさがあるので、寅卯天中殺の方が、実際に『運気の良い時期にいる』と感じられるのは、未年からとなるでしょう。
この運気の上昇曲線は、申年、酉年まで続き、この時が寅卯天中殺の人にとっての『最高の運気』です。
自分の持つ能力や才能を最大限発揮できる時期ですので、仕事にも人脈作りにも、人によっては恋愛にも精を出すべきです。
名誉も地位も獲得できるチャンスとなります。
続く戌年、亥年は、運気は緩やかに下降していきますが、あまり実感はなく、申年、酉年で得たものを味わいながらのんびり楽しく過ごすことになるでしょう。
子年にもなると、運気の下降を本人も自覚し始めますが、この運気の下降は続く丑年を通過しそのまま天中殺に突入していきます。
この運気が悪くなってきた時期に、寅卯天中殺の人はしっかり『転換』の意識を持ってください。
それが、運気の下降を緩める秘訣です。
外見なり、精神面なり、とにかく『今のままではダメなのだ』と考え、自身を見つめなおす意識を天中殺に入る前に持つのです。
そして、天中殺中は新しいことを始めるのではなく、天中殺に入る前に決めたことを粛々とこなすことが、寅卯天中殺は大切です。
辰巳天中殺
辰巳(たつみ)天中殺
- 年天中殺
→辰年(2024年)、巳年(2025年) - 月天中殺
→4月、5月 - 天上天中殺
→精神世界との縁は薄いが現実的な利益に強い
辰巳天中殺の運勢バイオリズムは6つの天中殺の中で最も波が荒いのが特徴です。
辰年、巳年の天中殺の期間はとにかく大きく落ち込みます。
天中殺前半年の辰年の時点で予想外のショックな出来事が起こることも多く、人生のどん底にいるような気分になる人も多いでしょう。
また、辰巳天中殺の特徴はこの時期に起こるショックな出来事が一つではなく、複数重なってくることです。
一つ問題を解決したと思ったら、すぐにまた次の問題が起こり…といった感じでとにかく心身の消耗が激しくなります。
この時期があまりにキツイため、「すべてを一からやり直そう!!」と行動を起こしたい気持ちになるかもしれませんが、天中殺中に新しいことを始めても余計にアクシデントを呼ぶだけですので、つらくてもじっと耐えるのが吉です。
天中殺明けの午年は、普通なら季節の『春』に相当し、種まきを始める時期ですが、辰巳天中殺においては、天中殺時のエネルギーの消耗が激しいため、心身の回復や修復にあてる期間となります。
辰巳天中殺は、落ち込みも激しいですが、その分大きな幸運期がありますので、それを掴むためにも天中殺明けの午年は焦らず回復に努めてください。
続く未年は種まきの時期です。
心身が回復してくることも相まって、運気がなだらかに上昇していきますので、収穫に向けて本腰を入れはじめましょう。
申年、酉年は、運気の上昇がまだまだ続き、頑張れば頑張るだけお金が入ってくる財運期です。
この2年間で稼いだお金が、続く『最高運気』の戌年、亥年に直接繋がっていきますので、未年に入ってからの5年間は天中殺の時期を相殺するかのような『幸運期』です。
戌年、亥年は何をやっても絶好調!
蒔いた種以上の収穫が得られる人も多いでしょう。
また、この時期に出会った人を大切にすることが、辰巳天中殺のキツイ時期を乗り切る一つの鍵となります。
子年に入ると幸運期は落ち着き、丑年あたりから運気は下降線を描きますが、寅年の半ばごろにはもう一度盛り返しを見せ、寅年の半ば以降から卯年にかけては、もう一度小さな幸運期が訪れます。
しかし、この幸運期もつかの間、辰年に入り天中殺に入りますと急転直下で運気が落ち込みますので、しっかり備えておきましょう。
午未天中殺
午未(うまひつじ)天中殺
- 年天中殺
→午年(2026年)、未年(2027年) - 月天中殺
→6月、7月 - 南方天中殺
→目上に恵まれるが、目下に恵まれないので後継を育てず受け継いだものを自身の代で使い切って良い
午未天中殺の運勢バイオリズムは緩やかなことが特徴です。
午年、未年の天中殺の期間でも、あまり大きく低迷しないのが午未天中殺です。
もちろん、運気が低迷しているのは確かなので、天中殺の時期に新しいことを始めるのは良くありません。
ただ、午未天中殺は幼少期から目上からの加護を受けてきたことから、心に余裕がある場合が多く、比較的『ダメな時はダメ』『そのうち何とかなる』と割り切りの姿勢が備わっているので、低迷期にわざわざ新しいことを始めようとしない人が多いのも、そこまで落ち込まない要因の一つだと言えます。
天中殺に突入する午年も、続く未年も運気は緩やかに悪い状態ですが、大きな変化をつけようとしない限り、大きなアクシデントは起こりません。
ただ、目下には恵まれないのが午未天中殺ですから、とばっちりには注意してください。
天中殺明けの申年は、なだらかな上昇ムードですが、ここでの上昇も緩やかなので、あまり変化を感じない場合も多いでしょうが、種まきには適しています。
続く酉年には、運気の上昇を実感でき、同時に、変化が起こりやすい時期です。
この年の変化は幸運な変化ですので、受け入れてください。
また、午未天中殺の方はこの年の変化は吉なので、結婚や転職など、できることならこの期間に入れると良いでしょう。
続く戌年からは少しずつ運気は下降ムード。
しかしここでの下降も緩やかですので実際に運気の下降を感じるのは戌年の後半あたりからとなるでしょう。
亥年は、下降線をたどりつつ、上手くいくこともあったり、同じ方法でも上手くいかないことがあったりと何となくスッキリしない状態が続きます。
子年に入りますと、ここまでの努力が認められる『幸運期』に移りますので、天中殺明けからの緩やかな上昇ムードに気付き、しっかりと種を蒔いておくことが大切です。
午未天中殺は悪いことも小さければ良いことも小さいので、幸運の波を見逃しやすいですから、天中殺明けからは積極的に刈り取りに向けて動いておくことです。
この上昇ムードはまだ続きますが、丑年は少し運気に乱れが生じます。
ここでしっかり問題を解決しておくと、続く寅年と卯年には『幸運期のピーク』が訪れます。
名誉や財を手にするチャンスが訪れますが、この緩やかな流れの中で掴める幸運を大きくするか小さいものに留めるかは、やはり天中殺明けからの緩やかな上昇期の努力次第だと言えるでしょう。
辰年、巳年に入りますと運気は下降線を描き、そのまま天中殺に突入する流れとなりますが、全体的に緩やかなので、そこまで気持ちに焦りは出てきませんし、これは天中殺に入っても同じことが言えます。
緩やかさが特徴の午未天中殺は低迷期が少ない分、全体的に変化が緩やかで幸運期も見逃しやすいので、他の天中殺と比べても、しっかり自身の持つ波を把握しておく必要があります。
申酉天中殺
申酉(さるとり)天中殺
- 年天中殺
→申年(2028年)、酉年(2029年) - 月天中殺
→8月、9月 - 西方天中殺
→家庭に恵まれないが、仕事や友人に恵まれる
申酉天中殺の運勢バイオリズムは浮き沈みが激しいのが特徴です。
申年、酉年の天中殺はとにかく波乱に巻き込まれます。
前半の申年の時点で、てんてこ舞いになるにも関わらず、酉年ではさらに大きな荒波に巻き込まれます。
ですので、とにかく天中殺の時期は目の前に降りかかる問題を解決するだけで終わるでしょう。
また、天中殺という概念は季節で言う『冬』に相当し、天中殺明けは種まきに適した『春』と称されますが、申酉天中殺においては、この概念は当てはまりません。
天中殺明けの戌年は、まだ天中殺時の余波が色濃く反映され、肉体的にも精神的にも慌ただしく、冷静な判断力が戻ってきていませんので、新しいことを始めるのに適していません。
続く亥年もその傾向がありますが、亥年の途中で必ず新しい春の息吹ともいえる『冬の終わりを告げる変化の兆し』が出てきますので、この瞬間をじっと待ちましょう。
続く子年から丑、寅、卯年の4年間は、長い天中殺があったからこその運気の急上昇が実感できます。
これは、他の天中殺にはないレベルの上昇です。
子年は、幸運期の始まりの年なので、まだ実際に手にするものは少ないかもしれませんが、運が向いてきたことを間違いなく感じられます。
続く丑年には子年の流れがただの偶然ではなく、必然だったと実感できるでしょう。
そのまま寅年に入ると、運気は急上昇。
飛ぶ鳥を落とす勢いで一気に幸運の階段を駆け上がっていきます。
この状態は、卯年にまで続き、このたった4年間で人生が一変する人も現れます。
ただし、強い幸運期を持つ申酉天中殺はその分、低迷期も長いことを忘れてはいけません。
この上昇期に慢心したり、驕りを出すと、低迷期に一気に成功を失う可能性もあるので、運が良い時ほど謙虚に行きましょう。
幸運期に味方をたくさん作っておくことが、申酉天中殺の持つ運気のバイオリズムの波を乗りこなすコツです。
続く、辰年、巳年は、人によってはもう一つの天中殺とも言えるほど運気が落ち込みますので、この時期に前年までの勢いを継承しようとしないことです。
ただ、この2年は天中殺なわけではありませんので、前年の卯年までに人望を蓄えておけばそこまで落ち込まずに済むこともありますので、やはり謙虚さが鍵です。
辰年、巳年を無事乗り越えて午年に入ると、もう一度上昇ムードが訪れ、嬉しい多忙となるでしょう。
続く未年が申酉天中殺が唯一、ゆっくりできる時間です。
この年を過ぎますと、天中殺とその余波を受ける、低迷の4年に入りますので、しっかりと乗り越えるために気力を充実させておきましょう。
戌亥天中殺
戌亥(いぬい)天中殺
- 年天中殺
→戌年(2030年)、亥年(2031年) - 月天中殺
→10月、12月 - 中央天中殺
→現実利益より精神の充足や精神世界との縁が強い
戌亥天中殺の運勢バイオリズムは試練が多いのが特徴です。
戌亥天中殺は、他の天中殺とは少し違い、そもそも戌亥天中殺を持つ人自身が『困難の中で魂の在り方を磨く』という宿命が課せられているため、全体的に幸運期もわかりやすくお金を手にできる!とかではなく、ワンランク上の自分になる、といった感じで、『精神の充足』を基準にバイオリズムが形成されています。
戌年、亥年の天中殺の時期は、他の10年に比べて試練が多く降りかかりますが、無意味な試練ではなく、その困難を乗り越えるということを通して魂が磨かれる期間です。
他の天中殺では、起こることを重く受け止めずに、天中殺が明けるまでじっとしておくのが処世術となりますが、戌亥天中殺に限って言えば、戌年、亥年に降りかかる障害と真正面から向き合い、乗り越えることが使命として課せられています。
戌亥天中殺に限って言えば、天中殺の時期に困難を通してどれだけ自分を磨くことができるかが、その後の10年の流れを決めます。
天中殺明けの子年も天中殺の流れを汲んでいますので、精神的に乱されるような出来事が続きやすいですが、天中殺の時に一段レベルアップすることを意識していた人であれば、『実力試験』として有意義な障害が目のまえに現れていると言えます。
丑年に入っても初めの頃は子年と同じような状況が続きますが、途中で流れを変えるキッカケが降ってきますので、迷わず掴んでください。
続く寅年に入りますと、運気が安定してきて、実利的にも精神的にもゆとりが生まれてきます。
卯年の途中から運気が上昇ムードとなり、続く辰年には運気が最高潮に達します。
精神も、生活もワンランク上の状態に入るのに適した時期で、天中殺中の頑張りが報われるのもこの時期です。
巳年もこの幸運期の流れを汲み、今までとは違う自分を感じることができるでしょう。
ただ、午年に入りますと、運気は一時的に下降気味となり、未年にはまたしても試練が降りかかります。
この午年、未年は、『他人を助ける』ことを第一に考えることを天から求められている時期なので、これを意識することで落ち込みを軽減できます。
午年、未年の2年を、人助けを中心に動いていると、続く申年はもう一度運気が盛り返し、ある種12年サイクルの『戌亥天中殺の成長』はここで一度幕を閉じます。
続く、酉年は新たな試練に向けて運気が下降。
そのまま、天中殺に入り、新しい開花に向けて修行の時が始まります。
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