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12星座『牡牛座』

牡牛座
2区分・3区分・4区分(牡牛座)

12星座の繋がり

常に自分の五感の感覚を頼りに、何を所有するかを決定し、その場に留まり突き詰めることを選択します。
牡羊座の精神の火だけで燃えていて、身体に対する感覚がなかったところから、身体的な感覚を重視するようになった状態です。
すべては『自己』に向いています。

前の星座:牡羊座
次の星座:双子座

数字:2
支配星:金星

キーワード:堅実、安定志向、所有欲、感性

牡牛座の神話

牡牛座の神話
牡牛座が描く牡牛は、ゼウスが化けた真っ白な牡牛が元となっています。

フェニキアの王女エウロペは、その日、海岸近くの野原で侍女と共に花を摘んでいました。

エウロペはとても美しい女性で、その美貌は、最高神ゼウスが一目で恋に落ちるほどでした。

「何としても手に入れたい!」

エウロペに恋をしたゼウスは、彼女を誘惑するために雪のように真っ白な牡牛に姿を変え、彼女の前にその姿を現します。

「まあ、なんて美しい牡牛なのでしょう…!」

エウロペは、ゼウスが化けているとは知らず、一般的な牡牛とはまるで違う真っ白な牡牛の神々しい姿に目を奪われます。

牡牛は穏やかで大人しく、そして何よりとても美しかったので、エウロペはすっかり心を許してしまいます。

しかし、エウロペが好奇心で白い牡牛に跨ったその時です。

今まで大人しかった牡牛は一変。

エウロペを背に乗せたまま海に向かって走り出します。

しかもあろうことか、海の上をそのまま走っていくではありませんか。

牡牛はエーゲ海を渡り、クレタ島へと向かっていきます。

この時、牡牛がエウロペを乗せて駆け回った西方の地域は、エウロペの名にちなんで『ヨーロッパ』と呼ばれるようになりました。

牡牛が海を駆け巡る間、エウロペは振り落とされないように牡牛に掴まることしかできず、みるみるうちに生まれ故郷から遠く引き離されていきました。

やっと陸地へと着くと、ゼウスは変身を解き本来の姿を現しました。

そのままエウロペはゼウスの妻となり、二人の間には3人の息子が生まれます。

このゼウスが姿を借りた牡牛が、天へと昇り、牡牛座となりました。

▼牡牛座の太陽星座へ

▼牡牛座の月星座へ

牡牛座の太陽を持つ人の性格・特徴

牡牛座の太陽を持つ人の性格・特徴
太陽は、『自分がどう生きたいか』『何を目的に生きるか』といった外に拓くエネルギーを持っています。

簡易的な12星座の診断では、この太陽を基準に性格から向き不向き、恋愛の傾向まですべてを考えますが、実際は基礎の性格というよりも

  • 目的意識がどこに向くか
  • どの方向にエネルギーを注げば人生を開拓できるか

をあらわしていると考えてください。

また、人生を切り拓こうという意識が弱い方は、太陽星座の特性よりも無自覚の意識をあらわす月星座の影響を強く受けます。

牡牛座の太陽を持つ人は『堅実』『五感が喜ぶ暮らし』がキーワードとなります。

感性が鋭く、牡牛座の太陽を持つ人が成功する分野としては『芸術』『創作』といった『モノを作る分野』です。

また、練習も含めて技術習得への道が体系的に整理されており、すでに世界に認められている人が何人もいる、といった分野が良いでしょう。

つまり、独創的な分野や、時代の流れで新しく生まれてきた仕事などはあまり向きません。

また、自身がどれだけ楽しくやれるか、長くやっても苦ではないかが重視されます。

牡牛座の太陽は自身を世間に認めさせたいという欲求よりも『心地よい暮らしがしたい』『衣食住にこだわりたい』といったどれだけ自分が安定的で優雅な暮らしができるかに欲求が向きますから、いわゆる『稼げる分野』でも、自分が楽しくなければ長続きしないからです。

また、保守的な側面を持ちますので、大きな挑戦と大きな失敗を経験しながら進むような最先端の分野は向きません。

牡牛座の太陽が求めているのは、『自分がどれだけ心地良いか』であり、それ自体が自己実現の目的となりますから、苦痛を感じず、楽しんでやれることをどれだけはやく見つけられるかが一つの鍵となると言っても過言ではありません。

元来、努力家でコツコツ積み重ねることを得意としていますから、『自身の五感が喜ぶもの』であれば、着実に成功を掴めるでしょう。

また、所有欲が強いので、自身が稼いだお金で欲しいものを買う、という一連の流れが牡牛座にとってはエネルギーとなります。

0.00~14.99に入る人


牡牛座の性質を身に着けることに力を使います。

そのため、牡牛座の太陽が示すように『衣食住にこだわりたい』『堅実に生きたい』といった欲求そのものが強い状態です。

度数が若ければ若いほど、ひとつ前の『牡羊座』の影響から抜け切れていないので、「安定した穏やかな生活を送りたい」と思いつつも、どこか見切り発車で損得考えずに出発してしまうような単純な部分が出てきます。

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15.00~15.99に入る人


牡牛座らしさが失われやすい度数です。

牡牛座の対角線上にある『蠍座』の影響を受けるようになり、牡牛座の太陽の15度ですと、蠍座が持つ『自分と異なるものと一体化したい』という意識が入り込むようになります。

その結果、個人の満足で目的が完結しやすいはずの牡牛座が、自分の所有しているもの、あるいは所有したもので満足することなく、他者を喰らってでも、他者を縛ってでも自身を満足させたいという欲求が強まりやすくなります。

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16.00~29.99に入る人


牡牛座の性質を使うことに力を使いますので、心地良い暮らしを堪能している人が多いでしょう。

特に20度~25度は牡牛座の太陽の絶頂期とも言えますので、牡牛座の顔がそのまま出てくると言えるでしょう。

ただ後ろの度数になればなるほど、次の星座の影響も受けはじめるので『双子座』のように、自分の可能性を模索したい、というフットワークの軽さが出てきます。

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牡牛座の月を持つ人の性格・特徴

牡牛座の月を持つ人の性格・特徴
月は、『無意識の領域』『無自覚的な人格の基礎』をあらわします。

本質的な性格は太陽よりも月が担っています。

ただ、月の意識の発達時期が0歳~7歳であることから、基礎的な人格でありながらも当人にはその自覚がない、ということも多いのです。

本人よりも家族や長く付き合っている恋人など、あなたにとって近しい存在の方があなたのこの性質を強く感じていることさえあります。

月は、その人の『無意識的な心』なので、月の意識に沿った生き方をすると落ち着く、気持ちが楽になる、といったことが起こります。

ただし、人生を切り拓いていくのは『太陽』ですから、月の影響が強く出た状態から抜け出さないでいると人生は変化のないものとなっていく側面も。

その分、穏やかな気持ちで生きられるので良し悪しはその人次第でしょう。

結婚して家庭に入り、外で働くことを辞めた女性は、太陽の欲求を配偶者の男性に任せ、自身は月の欲求で生きる、ということが起こりやすくなります。

牡牛座の月を持つ人は『安定感』がキーワードとなります。

五感が満たされることが好きで、衣食住にこだわりがあります。

また、こだわりと言っても、未知のものを求めるようなこだわりではなく、『自分が安心できるもの』『心地よいと感じるもの』へのこだわりが強いです。

衣食住へのこだわりが他人への自己顕示欲に関連しているわけではなく、自分の感性が満たされるかどうかにしか興味がないと言い換えても良いでしょう。

アイディアマンや独創性溢れる性質なわけではないのですが、周囲に理解されずとも自分のこだわりを貫くため、周囲からは一目置かれることも。

おしゃれさんも多いです。

この性質が悪く出ると頑固な一面が出てくるでしょう。

ゆったりとした生活、美味しい食事、綺麗な音楽、芸術、肌触りの良い服といったものへの興味関心が強く、これらを満たすことで気持ちが落ち着きます。

基本的には温和ですが、その温和さは他者への興味関心が薄いことから出てきています。

安定志向のため結婚願望は強めですが、他者と何かを共有することで満たされるというよりは、個人の感性を極限まで磨くことで満たされる性質だと言えます。

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