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12星座『乙女座』

乙女座
2区分・3区分・4区分(乙女座)

12星座の繋がり

集団から飛び出て個を主張する獅子座が次の乙女座の段階に入りますと、もう一度、他者との共存における『一般性』を大事にし始めることで前の二つで学んだことのバランスを取ろうとします。
火のエネルギーとして飛び出した獅子座を抑え込む性質が働きますので、常識を超えたものに対しての批判精神や羞恥心が高まりますが、他者との共感を大事にしていた蟹座の状態からは進んでおり、常識の範囲内でなら個人を打ち出しても良いという感覚となります。
獅子座の場の中心でありたいという意識は乙女座のキッチリ全てを管理するという精神に影響を及ぼしています。
この乙女座で個人の育成は終わり、次の天秤座からは、社会性の育成へと入っていきます。

前の星座:獅子座
次の星座:天秤座

数字:6
支配星:水星

キーワード:自己管理能力、繊細、細やか、堅実、繊細

乙女座の神話

乙女座の神話
乙女座が描く女神は、天秤座の『天秤』を持つ正義の女神アストレア、豊穣の女神デメテル、デメテルの娘であるペルセポネ、と3つの説があります。

現在では、正義の女神アストレアとする見方が有力ですが、ここでは豊穣の女神デメテルと娘のペルセポネの神話を掲載します。

正義の女神アストレアの神話については、天秤座の項目をご覧ください。

豊穣の女神デメテルは、大地から生まれるすべての実りを司り、穀物の栽培を人間に教えたとされます。

デメテルはクロノスとレアの間に生まれた娘で、最高神ゼウスの姉にあたりますが、ゼウスが無理やりデメテルとの間に子供を作り、二人の間にはペルセポネという娘が生まれました。

本意ではない妊娠でしたが、それでもデメテルは娘のペルセポネのことを深く愛しており、親子は深い絆で結ばれていました。

月日が流れ、成長したペルセポネがニンフと一緒に山で花を摘んでいたところ、冥界の王ハデスがペルセポネを誘拐し、冥府の国へと連れ去ってしまいます。

ペルセポネの行方がわからなくなり、不安に駆られたデメテルが、ヘカテに尋ねると、

「ペルセポネはハデスに連れ去られた」

と告げられます。
(ハデスの独断という説もあり)

ハデスは、冥界の王ではありますが、デメテルから見たハデスは他の兄弟よりも優しく純粋であり、

「ハデスがそんなことをするなんて信じられないわ…!」

と、にわかには信じがたい気持ちでした。

デメテルはヘカテの言葉が真実かどうかヘルメスに確認しに行きます。

すると、ヘルメスは

「ゼウスが、ペルセポネを妃に迎えたいと言ったハデスを唆したのです」

と答えました。

実は、この誘拐の裏には、ペルセポネが愛と美と性の女神であるアフロディテの不興を買った、という話が隠れています。

アフロディテの策略で、アフロディテの息子であるエロスによってハデスは矢(キューピットの矢)に打たれてペルセポネに恋をします。

ペルセポネに恋をしたハデスがペルセポネの父親であるゼウスに求婚の許可をもらいに行くと、ゼウスはデメテルに何も告げずそのまま結婚を許可。

そのまま、強引に連れ去りをしたのはハデス自身ですが、連れ去られたペルセポネが悲しんでいるのを見て、ハデスはそれ以上どうすることもできなかったのです。

デメテルは娘を返してもらうようにゼウスに抗議しますが、ゼウスは首を縦に振りません。

それに怒ったデメテルは豊穣の女神の仕事を投げ出します。
(ヘカテなどとのやり取りはなく、ペルセポネの行方がわからず、ずっと悲しみ、探していて豊穣の女神の仕事を投げ出したという説もあり)

豊穣の女神がいなくなった大地に、穀物は実らず、草木も枯れ果てました。

焦ったゼウスはデメテルの説得を試みますが、デメテルはペルセポネを返してくれるまでは説得には応じないと拒否。

ゼウスは仕方なく、ハデスを説得し(ヘルメス経由という説もあり)ペルセポネを地上に返してもらいます。

しかし、ペルセポネはすでに冥府の食べ物であるザクロを4粒食べてしまっていました。
(自発的に食べた、ハデスに唆された、と諸説あり)

実はオリュンポスの決まり事として、冥府の食べ物を食べたものは冥府に属さなくてはいけないというものがあったのです。

最終的には1年のうちの1/3である4か月は冥府の国で暮らさなくてはいけないという形で話に決着がつきましたが、この期間はペルセポネが地上にいないことにデメテルが悲しみ、豊穣の女神としての仕事を投げ出します。

これが『冬』の季節であり、残りの2/3が春・夏・秋になりました。

乙女座は現在では、女神アストレアの説が有力ですが、この豊穣の女神デメテルあるいはペルセポネである、という見方もあります。

▼乙女座の太陽星座へ

▼乙女座の月星座へ

乙女座の太陽を持つ人の性格・特徴

乙女座の太陽を持つ人の性格・特徴
太陽は、『自分がどう生きたいか』『何を目的に生きるか』といった外に拓くエネルギーを持っています。

簡易的な12星座の診断では、この太陽を基準に性格から向き不向き、恋愛の傾向まですべてを考えますが、実際は基礎の性格というよりも

  • 目的意識がどこに向くか
  • どの方向にエネルギーを注げば人生を開拓できるか

をあらわしていると考えてください。

また、人生を切り拓こうという意識が弱い方は、太陽星座の特性よりも無自覚の意識をあらわす月星座の影響を強く受けます。

乙女座の太陽を持つ人は『堅実』『完全無欠』がキーワードとなります。

乙女座は自己管理能力の高さをあらわし、それが人生の目的をあらわす太陽として出ますと、過不足のない理想的で計画的な日々を大事にするという形であらわれます。

堅実で慎重な生き方を好み、細かなことまで気が回るタイプです。

そのため、見た目においても清潔感が溢れる人が多く、本人は静かでクールでありながら、他者からの好感度は高くなります。

高い論理的思考能力と分析能力を持ちますが、挑戦よりも『堅実』『失敗をしない』に意識が持っていかれるため、あまり大きな変化を起こそうとはせず、冒険が苦手なところがあります。

日々の生活において、『計画を完璧に実行する』ことで心配や不安のない完全な状態を目指すことが自己実現の欲求として出ます。

しかし、それこそが乙女座の太陽の生き方なのです。

他人では気づかない小さなことにも気が回るタイプで、乙女座自身も人の役に立つこと、人からの要求に応えることは好きですから、人生を己の力で切り開こうとする人の補佐役的な立ち回りで副次的に成功する方が向いています。

また、しっかりとした計画を立てるのが好きで、堅実で、情報の分析も得意なので、ついていく人を間違えるということはないでしょう。

乙女座の太陽の力が悪く出ますと、他者に対して批判的な意識を強く持ち、狭量となり、人の細かい部分を指摘することを生きがいにしてしまうことになりますから、注意が必要です。

自分の生活を豊かにするために細かい部分に気を遣う、という考えを大事にしますと、乙女座本来の良さが際立つようになります。

0.00~14.99に入る人


乙女座の性質を身に着けることに力を使います。

そのため、乙女座の太陽が示すように『計画的に生きたい』『細かなことに気を配っていきたい』といった欲求そのものが強い状態です。

度数が若ければ若いほど、ひとつ前の『獅子座』の影響から抜け切れていないので、「人生において有能な補佐として確固たる生活基盤を築きたい」といった気持ちを持ちながらも、どこか自分が場の中心でないと気が済まないという自己顕示欲が出てきます。

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15.00~15.99に入る人


乙女座らしさが失われやすい度数です。

乙女座の対角線上にある『魚座』の影響を受けるようになり、乙女座の太陽の15度ですと、魚座の持つ『夢見がちな意識』が入り込むようになります。

その結果、堅実で慎重な生き方を意識しているはずなのに、どこか詰めが甘く、計画が希望的観測を基に作られたり、乙女座自身はルールに厳格なタイプのはずですが魚座の他者に依存する傾向によって簡単に自分の中のルールを曲げたりしてしまうということが起こります。

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16.00~29.99に入る人


乙女座の性質を使うことに力を使いますので、計画的で慎重な人生を歩んでいる堅実な人が多いでしょう。

特に20度~25度は乙女座の太陽の絶頂期とも言えますので、乙女座の顔がそのまま出てくると言えるでしょう。

ただ、後ろの度数になればなるほど、次の星座の影響も受けはじめるので『天秤座』のように、自分の中の計画に沿うだけではなく、『洗練された生き方をしたい』といった欲求も強まってくるでしょう。

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乙女座の月を持つ人の性格・特徴

乙女座の月を持つ人の性格・特徴
月は、『無意識の領域』『無自覚的な人格の基礎』をあらわします。

本質的な性格は太陽よりも月が担っています。

ただ、月の意識の発達時期が0歳~7歳であることから、基礎的な人格でありながらも当人にはその自覚がない、ということも多いのです。

本人よりも家族や長く付き合っている恋人など、あなたにとって近しい存在の方があなたのこの性質を強く感じていることさえあります。

月は、その人の『無意識的な心』なので、月の意識に沿った生き方をすると落ち着く、気持ちが楽になる、といったことが起こります。

ただし、人生を切り拓いていくのは『太陽』ですから、月の影響が強く出た状態から抜け出さないでいると人生は変化のないものとなっていく側面も。

その分、穏やかな気持ちで生きられるので良し悪しはその人次第でしょう。

結婚して家庭に入り、外で働くことを辞めた女性は、太陽の欲求を配偶者の男性に任せ、自身は月の欲求で生きる、ということが起こりやすくなります。

乙女座の月を持つ人は『繊細さ』がキーワードとなります。

乙女座自体が、細かな部分に気が付く繊細な感覚と完全性を求める意識を持っており、それが月という無意識の場所に出る場合、少々ナイーブになります。

良い方向に出れば、清廉潔白な人、美しい乙女のような心を持った人、細かな気遣いができる人、となりますが、悪く出ますと神経質で、心配性な気疲れしやすい性質、批判的な性格となります。

また、感情が細かく動くタイプですが、あまり気持ちを表に出さず、心の中で細かく考えるタイプのため、周囲からは心の読めない人だと思われがちで、他人と一歩引いた関係となりやすいです。

乙女座の月は、とにかく心を平穏に保つことを心がけましょう。

細かな作業に没頭したり、日々のルーチンワークに沿った生き方をすると気持ちが安定します。

また、細かなところに意識が持っていかれやすいため、掃除や整理整頓を常に心がけてください。

片付いてキッチリしている部屋の方が精神は安定しますし、計画的に堅実に完璧な生活をすることが、エネルギーの補充に役立ちます。

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