日本人に一番馴染み深い「おみくじ」について詳しくまとめました!
お正月に役立てていただければ幸いです!
もくじ
【神社にいる人向け!】おみくじの話まとめ!
おみくじの縁起が良い順は、神社によって違うのであまり気にしなくてOK!
大事なのは、おみくじの説明で何が語られているか。
良い運勢でも悪い運勢でも、持ち帰ってもOK!神社で結んでもOK!
読み返して今後に役立てたい人は持ち帰る。
悪い運勢をもう見たくないという人は結ぶ。
結び方に特に決まりはないがなるべく破れないように注意。
悪い運勢の人は利き手とは逆で結ぶと良いとされている。
以上が簡単なまとめです。
詳しく知りたい方は続きをどうぞ!
おみくじの縁起が良い順番(基本)
- 大吉
- 中吉
- 小吉
- 吉
- 半吉
- 末吉
- 末小吉
- 平
- 末凶
- 凶
- 小凶
- 半凶
- 大凶
実は神社により縁起の良い順番はバラバラ
基本的な縁起の良い順番は上記の通りですが、実は神社やお寺によって入っているおみくじの種類も違えば縁起の良い順番も変わってきます。
例えば、
- 大吉
- 吉
- 中吉
- 小吉
- 末吉
- 凶
といった順番で、大吉の次に良いのが吉という神社やお寺も少なくありません。
なので、自分が引いたおみくじが何番目に良い吉凶なのかを正確に知りたい方は、神社に直接電話で問い合わせるのが一番です。
初詣の時期の巫女さんはアルバイトの方が多いので「おみくじの縁起の良い順を教えてください」と言っても「わからない」と言われてしまうことも多いです。
ただ、一つの目安として「中吉」と「半吉」があるおみくじの場合は先ほどの順番である可能性が高くなります。
理由としては「中吉」の意味を「中規模な吉(大規模な吉の次に大きい吉)」として捉えるか「中ぐらいの吉(吉の半分)」として捉えるかによって、並び順が変わることが多いからです。
中吉と半吉がある場合は「半吉」が「吉の半分」であることが間違いないので、中吉は大吉の次に良い吉だと考えることができます。
吉の考え方
なので、基本的には
『吉』
を基本として考えて覚えると良いでしょう。
- 大吉は『吉 + とっても良いことがあるよ』
- 中吉は『吉 + 大分良いことがあるよ』
- 小吉は『吉 + ちょっと良いことがあるよ』
- 半吉は『半分だけ吉がくるよ』
- 末吉は『少しずつ吉が生まれてくるよ』
- 末小吉は『少しずつ小さい吉が生まれてくるよ』
という感じです。
末小吉の『小吉』は『吉 + ちょっと良いことがある』ではなく『小さい吉』という意味なので、ここだけ注意です。
凶の考え方
凶は『悪い状態』を指し、凶の中で一番マシなのが『末凶』となります。
- 末凶は『だんだん悪い状態に近づいている』
- 凶は『悪い状態』
- 小凶は『悪い状態 + 小さな不運』
- 半凶は『悪い状態 + 大分不運』(意味合いとしては中凶)
- 大凶は『悪い状態 + とても不運』
といったイメージです。
凶だからといって落ち込む必要はなし!
大吉から大凶までの考え方、イメージをお伝えしてきましたが、凶が出たからといって特に落ち込む必要はありません。
また、大吉が出たからといって1年安泰というわけでもありません。
基本的におみくじというのは「神様からのアドバイス」をもらうためのものであり、おみくじに書いてある大吉や大凶のような吉凶はあくまで現時点での運勢なだけで、運勢は1年の間に変化していきます。
なので、例え大凶が出たとしても、怖がらずに神様からのアドバイスを読み取り行動していけば、悪い状態から良い状態に持っていけるのです。
その証拠に大吉の運勢アドバイスは「今が一番良い状態だから気を抜いてはいけない」というようなお言葉が書かれていることが多いです。
大吉でも大凶でも、おみくじを引いたからには、しっかりと神様からのアドバイスを胸に留め行動していくことが大切です。
おみくじは結んでも結ばなくてもOK!
おみくじは良い運勢だろうと悪い運勢だろうと、結んでも、持ち帰ってもどちらでも好きな方でOKです。
良い運勢でも悪い運勢でも、読み返したい人は持ち帰り、もう読むことがない人は結んでおくと良いでしょう。
一般的には
- 良い運勢の場合は持ち帰る
- 悪い運勢の場合は結んで帰る
というのが浸透してます。
これは、
- 良い運勢は持って帰って身に着けることで運が上がるという考え
- 悪い運勢は木々の生命力にあやかることで、運勢が良くなるという考え
からきています。
ですが、
大吉でも「書かれている通りに良いことが起こりますように」と願いをこめて結ぶべきという考え方もあれば、
大凶でも「自分への戒め、悪い方に転ばないための行動指針」として持ち帰るべきという考え方もあります。
なので、正直どちらでも好きな方で構いません。
末吉や半吉もしかりです。
一般的な考えに沿うのなら、良いおみくじは持って帰り、悪いおみくじは結んで帰りましょう。
おみくじの結び方に決まりは特になし
おみくじの結び方に特に決まりはありません。
細かく言えば
- 破れないように注意する
- 縦結びにしない(下に画像説明あり)
- 悪い運勢の場合は利き腕と逆で結ぶと良い
とされています。
ただ、おみくじが破れてしまったり、縦結びにしてしまったり、利き腕で結んでしまったからといって「悪いことが起きるのではないか」と心配したり、怖がったりする必要はありません。
神様はそんな小さいことで腹を立てられたりはしません。
ただ、「おみくじを結ぶ専用の結び所」が用意されている場合は、木ではなく結びどころに結び付けるようにしましょう。
木々のみなぎる生命力にあやかるためにおみくじは本来、木に結ぶものとされていますが、最近では木が傷むという理由で木に結びつけるのを禁止している神社も少なくありません。
木も生き物ですし、自分の運勢を良くしたいからと、神社やお寺の決まりを守らないなんて罰あたりなことはやめておきましょう。
おみくじの結び方は自由ですが、決まりは守るようにしましょう。
良いとされているおみくじの結び方
おまけとして、良いとされているおみくじの折り方について画像で説明をしておきます。
1, おみくじを2~3回折り、細長くする。
2,片側を内に少し短めに折り曲げる
3,もう片方も折り曲げる(2よりも少し長め。真ん中に輪っかを作る)
4,長い方を輪に通して完成
おみくじの引き直しはなるべく避ける
- 大凶が出たからもう一度引きたい!
- 大吉が出るまで引きたい!
という方もいるかと思いますが、基本的におみくじの引き直しはオススメできません。
なぜなら、先ほど吉凶の考え方でもお伝えしたようにおみくじは「神様から運勢のアドバイスをもらうもの」なので、大凶が悪いとか大吉が良いとかいう話ではないからです。
初詣でおみくじを引いた場合、一番最初のおみくじが今年の指針となります。
大凶の後に大吉を引いたところで運勢が変わるわけでもないのです。
引いたからといって何か悪いことがあるわけではありませんが、わざわざ何度も引く意味はありません。
同じお寺や神社でおみくじを引くときは、
『何か神様にアドバイスを貰いたくなった時』
に引くようにしましょう。
例えば初詣でおみくじを引いた後、何か月かして状況が変わり、もう一度アドバイスを貰いたい!なんて時に引くのが理想です。
おみくじの引き直しはよくありませんが、年に一回しか引いてはいけない、というわけではありません
違う神社で引く場合は?
正月中に違う神社でおみくじを引くこと自体は問題ありません。
色んな場所で引くのは神様同士が喧嘩してしまうなど、所説ありますが、元々日本は八百万の神様ですし特に気にしなくて良いでしょう。
ただ、おみくじを引くのであれば良い結果だけを信じるのではなく、それぞれの神様からのアドバイスをしっかりと聞き入れましょう。
それが色んな神様を頼る場合のマナーです。
おみくじの有効期限と処分の仕方
おみくじの有効期限は引くときにどんな気持ちで引いたかが大切になります。
なので、初詣で「今年1年はどんな年になるのかな~」と思っておみくじを引いたのなら、おみくじの有効期限は1年と考えるのが妥当です。
役目を終えたおみくじは、神様との縁を結ぶために神社の境内に結んで返すか、お焚き上げを行いましょう。
基本的には、神社で引いたおみくじは神社へ。
お寺で引いたおみくじはお寺に返すのが良いとされています。
引いた神社やお寺が遠い場合は、別の神社やお寺に返してもOKです。
間違ってもゴミとして捨ててしまったりすることのないようにしましょう。
初詣で引いたおみくじなら、次の年の初詣に持参して新しいおみくじを引いた後に役目を終えたおみくじを結ぶのがオススメです。
おみくじの内容は人に話してもOK
おみくじの内容を人に話したり、ネットに載せたりしても特に問題はありません。
ただ、神社によっては神主さんから「おみくじは自分だけで読むように」と言われることがあります。
こういった場合は、素直に神主さんに従いおみくじの内容は自分の中だけに留めておきましょう。
おみくじは基本的に参拝してから引くもの
最後に、おみくじは基本的に参拝をしてから引くようにしましょう。
なぜなら、おみくじというのは「参拝の時に願ったことに関する神様からのアドバイス」だと言われているからです。
ただ、ここまで長々と説明してきましたが、基本的におみくじはそんなに気張るものではありません!
わたしたちの神様は寛大な方なので、作法が間違っていようと悪い災いを降らしたりすることはありません。
おみくじで良い結果が出た人も悪い結果が出た人も、神様からの運勢アドバイスをもとに、良い毎日を送っていきましょう!
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