ヒプノセラピー(催眠療法)とは、催眠と暗示によって潜在意識を癒すセラピーです。
ヒプノセラピーを行う人のことをヒプノセラピストと呼びます。
ヒプノセラピストのかける催眠と暗示によってリラックスした状態を作り出し、普段は意識の奥底に眠っている潜在意識にダイレクトに働きかけます。
- 過去の記憶
- ネガティブな感情
といったマイナスな意識に焦点を当てることで、自分の心の奥底に眠っていた根本の問題を解消し、意識の改革を行います。
潜在意識に直接はたらきかける手法のため、ヒプノセラピーを受けた多くの人が1~3回という短期間で、効果を実感している優れたセラピーです。
もくじ
ヒプノセラピーはこんな悩みに効く!
ヒプノセラピーは、簡単に言うと『心のブロック』に効きます。
- 自分が他人から愛されるとは思えない
- 恋愛を上手くいかせたいけど潜在意識に良いイメージを刻むことができない
- 失恋の痛みから次の恋に踏み出せない
- ダメ男に依存してしまう
- 浮気や不倫がやめられない
- 自らツライ恋愛ばかりに飛び込んでしまう
- ふと理由のわからない不安感に襲われる
- 過去のトラウマや失敗にとらわれている
- 頑張りたいのにやる気がでない
- 人といても孤独を感じる
- 人の目が気になって仕方がない
- ネガティブな感情がおさまらない
といった、『わけもなく心に湧き上がる不安や恐れ』を根本から取り除く効果があります。
たとえば、ダメ男に依存してしまったり、不倫や浮気を繰り返してしまう女性の心の奥底には『満たされないことに対する不安』があることが多いです。
そういった『不安』や『恐れ』の根本を探り、解消していくのがヒプノセラピーなのです。
ヒプノセラピーの基本
ヒプノセラピーの基本は、過去の記憶を思い出すことで問題点を探る『退行催眠療法(たいこうさいみんりょうほう)』と呼ばれるものです。
ヒプノセラピストが相談者に催眠と暗示をかけ、相談者のある症状や、今の考え方や性格に至ったキッカケとなる出来事を探し出します。
この退行催眠療法にはいくつか種類があり
- 幼い自分に今の自分が会いに行く『インナーチャイルド療法』
- お母さんのお腹の中まで戻る『胎児期退行療法』
- 前世の記憶から問題点を探る『前世療法』
といったものがあります。
最初からどの退行療法を行うかを催眠や暗示で決めるヒプノセラピストもいれば、催眠に入れて「あなたは今どこにいますか?」といった語りかけでどの退行状態に入っているかを確認するヒプノセラピストもいます。
ヒプノセラピーにおける『前世』の考え方
また、『前世療法』の前世の考え方には
- 本当に前世の記憶を見ている
- 過去の記憶を別のイメージとして見ている
の2つの説があります。
前世の記憶についてはそのままですね。
もう一つが、過去の記憶を別のイメージとして見ており、それが現実とはかけ離れているため『前世と感じる』といったものです。
たとえば、子供のころに誤ってオモチャで首が締まってしまった記憶が、前世で首を絞められた記憶としてよみがえることがある、という考えのヒプノセラピストもいます。
どちらが正しいのかは今のところハッキリしませんが、ただ一つ言えるのは、こういった時に出てくる前世の記憶はあなたの抱える問題を解決するために必要なことであるということです。
催眠で操られたり洗脳されてしまうことはない
それから、「ヒプノセラピーを受けてみたいな」と思いつつも一歩踏み出せない方の多くが、催眠に対する恐怖を抱えていると思います。
「テレビの催眠術のように操られたり洗脳されてしまうのではないか?」
「知られたくないことを知られてしまうのではないか?」
「もし、裸になるという暗示をかけられたらその通りに行動してしまうのではないか?」
といった恐怖や不安を感じている人もいると思いますが、自分が催眠にかかっていることさえ分かっていれば、
洗脳されたり嫌なことを無理やり聞き出されたりすることはありません。
潜在意識のレベルまで入っていっていたとしても、あなたが催眠にかかっていることを自覚している状態なら、あなたを守る意識の防御プログラムは働いています。
そのため、洗脳されたり、知られたくない記憶を引き出されたり、催眠によって恥ずかしい行動をしてしまったりすることはありません。
たとえば、聞かれたくない質問をされた場合、無意識のうちに口から
といった言葉が出るようになっているのです。
また、ヒプノセラピーは最初から「ヒプノセラピーを受ける」と顕在意識が理解した状態で、催眠状態に入っているので、たとえ受けている途中で「今、自分は催眠にかかっているんだ!」という意識がなくなったとしても、勝手に防御プログラムが働いてくれるので、安心してくださいね。
生きづらさには『潜在意識』が関わっている
ヒプノセラピーは、
- 心の奥底に眠っている恐怖や不安といったブロックに効果がある
- 過去の記憶を思い出すことで問題点を見つけ出す
の2点がわかったところで、「なぜ過去に焦点を当てることで、今抱えている問題が解決するのか?」といった点についてお話していきます。
ヒプノセラピーの効果であげた『生きづらい状況』や『得体の知れない不安感や恐怖』には、ほぼ100%の確率で潜在意識がかかわっています。
潜在意識については潜在意識の基本でくわしくお伝えしていますが、簡単にまとめると、
人の意識には、
- 理性的な判断をする『顕在意識(けんざいいしき)』
- 無意識に癖や行動を操る『潜在意識(せんざいいしき)』
の2つがあります。
普段わたしたちが意識しているのは、理性的な判断をする『顕在意識』だけです。
ですが、私たちの意識の95%は『潜在意識』で占められています。
つまり、わたしたちは潜在意識に行動をコントロールされていると言えます。
たとえ理性(顕在意識)で
と意識をしたところで、潜在意識の方が変わらなければ、意識を変えることはできず、結局また同じ失敗や行動をしてしまうのです。
潜在意識の大元は幼少期に作られる
この潜在意識は、大人になると変えることが難しくなります。
なぜなら、潜在意識が顕在意識の下に潜ってしまい、潜在意識に考えを飛ばすことが難しくなるからです。
人というのは生まれたばかりの時はほぼ『潜在意識』を元に行動しています。
生まれたばかりの赤ちゃんが、理性的に判断して行動はしませんよね。
これは、まだ顕在意識のような理性や思考能力が身についていないからです。
潜在意識が優位な幼少期の体験はすべて潜在意識に刻まれ、あなたという個人を形作ります。
大人になると、潜在意識が95%、顕在意識が5%といった割合になりますが、この移り変わりは
- 赤ちゃんの時は潜在意識が優位
- 8歳~10歳くらいで少しずつ顕在意識が出てくる
- 20歳くらいで完璧に顕在意識が優位な状態になる
(ただし、まだ直感的な潜在意識と理性的な顕在意識が同居している)
といった流れです。
顕在意識と潜在意識の壁『クリティカルファクター』
大人になってから潜在意識を変えるのが難しい理由がもう1つあって、それが顕在意識と潜在意識の間にある『クリティカルファクター』という壁です。
潜在意識は、その人を形作る根本なので、早い話がすごく影響を受けやすいし、傷つきやすいんですね。
ですが、この壁があることで、現実で起こった嫌なことも悪いことも潜在意識に直接伝わることがなく、顕在意識(理性)が潜在意識を守ってくれています。
しかし、その分、わたしたちは潜在意識に語り掛ける術を失くしているのです。
潜在意識を変える方法として恋愛が上手くいかないのは思い癖のせいかも。潜在意識の書き換え方!や、運が良くなる言葉!言霊の使い方にはちょっとしたコツがある!の記事で紹介した方法があります。
ですが、中にはこういった潜在意識への語り掛けを行っても、クリティカルファクターの壁が厚すぎて何一つとして効果を得られない人もいます。
そういった人は、本当にヒプノセラピーで催眠状態(潜在意識が優位になりやすい状態)を作って、潜在意識を変えていくのが一番です。
幼い頃の傷ついた記憶が壮大なものとは限らない
中には、
という人もいると思いますが、多くの場合潜在意識が蓋をして『忘れたように感じているだけ』で、実際は傷ついていることがものすごく多いです。
顕在意識(理性)で我慢を重ねて感情に蓋をし続けると、それ以前の記憶なども潜在意識の奥にしまい込まれてしまい、まるで忘れたような状態になってしまいます。
だから、多くの人が子供のころの記憶がすごく曖昧でほとんど覚えていないのです。
本気で忘れているのではなく、潜在意識に記憶は刻まれているけれど、思い出せる範囲の記憶に出てこないという状態です。
また、テレビや雑誌では『心を守るために封印された幼少期の記憶』といった形で親からの虐待のような壮絶な話が多いので、「わたしにそんなツライ過去はない」と思ってしまいがちですが、あなたが幼少期に受けた傷が傍から見て壮絶なものとは限りません。
もっと小さな出来事な可能性も高いです。
それでも、傷に変わりはないのです。
今、何かしらの問題が起きている、生きづらいと思っている人は、幼少期の傷が傍から見てどんなに小さいことだったとしても、あなたが望んでいるものを手にいれる足かせになっていることは間違いありません。
「最近の出来事がキッカケ」という人も根本は幼少期の可能性大
それから、悩みや不安を抱えている人の中には
と感じている人もいると思いますが、これも根本の原因は幼少期にあります。
なぜなら、あなたの思考の根本は幼少期にあるからです。
あなたには自分の中で感じている『性格』があると思います。
- 完璧主義
- 心配性
- 融通が利かない
- 気分屋
- 従順
- 強がり
- 引っ込み思案
- 優柔不断
- 見栄っ張り
- ネガティブ
- 流されやすい
- etc
こういった性格は生まれ持ったものというよりも、幼いころの経験から形作られています。
たとえば
- 完璧主義な人は、幼い頃に誰かと比べられる環境にあり、「すごいね」と言われることで自己を保っていた。
- 心配性な人は、小さい頃にちょっとした失敗に対して強く怒られた経験がある。
といったことが元で、今の性格が形作られています。
大人になった今なら、そういった理不尽な状況やちょっとキツイ言い方をされたとしても、「こういうこともあるよね」と流せるかもしれません。
でも、潜在意識が完璧に優位だった幼少期には、すべてをそのまま受けいれてしまう。
自分は○○でなければ価値がない、と無意識のうちに決めてしまうのです。
この記憶や感情があるからこそ、あなたは最近の出来事がキッカケで立ち止まってしまったのです。
子供にとって親が絶対と言われるのはこういったところからもきています。
もちろん、あなたの生きづらさの原因が親とは限りません。
親戚や両親の友達、祖父母、学校の先生といった外部からの言葉であなたが影響を受けてしまった可能性もあります。
何にせよ、過去の傷と向き合うのは怖いかもしれませんが、キチンと向き合うことで今のツライ状況や本当は望んでいないような現実から抜け出すことができます。
特に『原因不明のツラさ』や『変わりたいのに変われない』という人はぜひ一度ヒプノセラピーを受けてみてくださいね。
多くの場合、1回受けるだけで変化を感じられます。
ヒプノセラピストの選び方
ヒプノセラピストを選ぶ時に何より大事なのは
話してみてあなたが安心できる相手かどうか
という点です。
どんなに腕が良いと言われているヒプノセラピストさんでも、
「悪い人じゃないけど、うーん…」
といったミスマッチ状態だと、効果を感じにくくなります。
なぜなら、ヒプノセラピーの要とも言える『催眠』はあなたがリラックス状態に入らない限りほとんどかからないからです。
もし、
という気持ちが少しでもあれば、あなたはヒプノセラピストからの質問に無意識に「答えたくありません」と言ってしまい、潜在意識までたどり着けないようにブロックしてしまうでしょう。
なので、ヒプノセラピストを選ぶ時は、『話してみてあなたが安心できる相手かどうか』を基準に選ぶことをオススメします。
一番手軽!電話でもヒプノセラピーが受けられる!
基本的にはヒプノセラピーはヒプノセラピーを行っている人の家やサロンに出向き行う必要があります。
ですが、管理人イチオシの電話占いウィル の香桜(かおん)先生が実はヒプノセラピーの使い手なのです!
香桜先生は、本当に丁寧で聞き取りやすい語り口で話される先生で、初心者の方にも自信を持ってオススメできます!
また、電話でのヒプノセラピーをオススメする理由として『料金』があります。
先ほど、ヒプノセラピストを選ぶ時には必ず『話してみてあなたが安心できる相手かどうか』を基準に選ぶべきだ、という話をしました。
ですが、対面で行うヒプノセラピーの場合、たとえヒプノセラピストとの相性が悪かったり、信頼しにくいな、と思ったとしても1回あたり2万円~5万円近い料金がかかります。
その点、電話越しなら仮に香桜先生と相性が悪かったとしても、いつでも電話が切れるので1000円以内で終わらせることもできますし、今なら3000円分無料鑑定がついているので、実質無料である程度相性を確かめることができます。
ヒプノセラピーに興味があるという方は無料分だけでもぜひ試してみてくださいね!